2012年1月22日日曜日

「清野 一太 インタビュー」

合唱組曲「阿賀野川」は、平成3年の初演発表会から三川中学校の生徒らによって、長きに渡り歌い継がれてきた。
それはまさに「先輩から後輩へ」と、20年分の伝統を積み重ねてきた、いわば歴史そのもの、財産である。
ともに学び、ともに歌い、お互いの成長を競い合って中学校生活3年間を過ごした彼らの共通言語は、今でも「阿賀野川」なのだ。
平成3年度から現在に至るまで、卒業生のインタビューをシリーズで掲載する。




――最初に「阿賀野川」との出会いを教えてください。

初めて聴いたのは、小学3、4年生の時です。
姉が2人いるんですけど、中学校で歌ってるのを聴きに行きました。
大人数での合唱って、迫力あるなぁって思いました。
それから、6年生になって初めて「ふるさとの将軍杉」を歌ったんですよね。
授業で練習してから歌うという感じだったので、そこで中学の予習ができたみたいで良かったです。


――思い出などはありますか?

思い出は…。
練習中、何人か倒れる人が出たってことですね。


――えっ!?倒れたんですか?

はい…。
中学校の体育館で練習してた時でした。
倒れたって言うか、いきなりしゃがみこんで…。
その後は、ずっと横で休んでましたけどね。
まぁ、夏の暑い中ずっと歌ってましたからね。
僕は全然大丈夫でしたけど。
頑丈なんで(笑)。


――あぁ…。みなさん相当頑張って練習されてたんですね。
合唱組曲「阿賀野川」が、20年間三川で歌われていることについていかがですか?


僕の近所の先輩方が真面目に歌ってたって、さっき聞いたんですけど。
いやー、信じられないです(笑)。
意外です!
まったくそんなふうには見えないので(笑)。
僕は今16歳で、この合唱曲が自分の生まれる前から歌われてたって考えるとすごいことですね。
この先どこまで続いていくのかも楽しみです。


――思い入れの強い曲はどれでしょうか?

第五曲「光にむかって」です。
僕らの学年では特に頑張って練習しました。
なので自信を持って、一番うまく歌えた曲。
「歌いつぐ会」の後に津川で開催された、郡の音楽会でも「光にむかって」を歌いました。
3年生最後の合唱だったので、思い出に残ってますね~。


――「光にむかって」は希望に満ちた素晴らしい曲ですね。特にどのあたりがお気に入りですか?

えーっと、そうですね~。
……か、歌詞カードを…(笑)。
う~ん…、ここです!
「冬将軍が荒れ狂って…」のところ。
この力強い歌詞がなんか好きですね(笑)。


――清野さんは、高校では器楽部に所属しているとお聞きしましたが。

まぁ入ってるって言っても、ほとんど行ってないんですけど(笑)。
でも、飛翔祭っていう高校の文化祭で、友達や先輩がライブしてるの観てると“カッコイイなぁ”って思います。
だから最初、「阿賀野川」をロックで演るって聞いた時はビックリしました。
どんなふうになるんだろうって。
僕もやろうかな、ギター。





清野 一太
1995年生まれ
新潟県東蒲原郡阿賀町(旧三川村)出身
平成22年度三川中学校卒業生
パート:テノール
新潟県立新津工業高等学校1年生