東日本大震災、新潟・福島豪雨水害復興チャリティーコンサート合唱組曲「阿賀野川」が、9月2日、村上市民ふれあいセンターにて開かれた。
《 紺碧の大空が広がる、村上市民ふれあいセンター 》
合唱組曲「阿賀野川」は昭和42年の羽越水害をもとに平成3年に旧三川村で誕生しているが、その被害はなにも旧三川村だけに限ったことではない。
羽越水害は、山形県置賜地方から新潟県下越地方を襲った集中豪雨。
村上市を流れる荒川流域だけでも死者・行方不明者90名、全壊・流出家屋1,056戸という甚大な被害をもたらした。
今年、その悲劇から45年が経ち、まだまだ記憶に新しい昨年の東北の大地震や新潟・福島豪雨も含めて、水害の恐ろしさを伝えるために、また、一日も早い復興を願うために…。
犠牲者に追悼の意を込めて村上から被災地へ向けて歌を届けようと企画された。
オープニングアクト
・新潟県立村上高等学校吹奏楽部
・ソプラノ独唱 伊藤 舞(胎内市出身)
ステージ1
・水害スライド上映「自然の力 人の力」
村上市立村上第一中学校 教諭 小黒 淳一
ステージ2
・合唱組曲「阿賀野川」演奏会
指揮 伴田 攻 伴奏 鈴木 典子
合唱組曲「阿賀野川」を歌う有志の会
(阿賀野川混声合唱団、村上混声合唱団、一般公募合唱団)
《 同時開催となる、パネル展 》
胸が絞めつけられそうなくらい衝撃的で真実(リアル)な写真が、多数展示されていた。
悲惨な記憶から目をそむけるのではなく、しっかりと受け止めること。
「二度とこのような水害が起きないように」
忘れずに心にとどめておくことが大切。
《 特別に、合唱×ROCK「阿賀野川」CDの販売コーナーも設置 》
閉会後、会場の外では大きな虹が架かり、
夢とロマンが、さんさんと光り輝いていた。