2011年11月17日木曜日

「伊藤 真由子 インタビュー」

合唱組曲「阿賀野川」は、平成3年の初演発表会から三川中学校の生徒らによって、長きに渡り歌い継がれてきた。
それはまさに「先輩から後輩へ」と、20年分の伝統を積み重ねてきた、いわば歴史そのもの、財産である。
ともに学び、ともに歌い、お互いの成長を競い合って中学校生活3年間を過ごした彼らの共通言語は、今でも「阿賀野川」なのだ。
平成3年度から現在に至るまで、卒業生のインタビューをシリーズで掲載する。




――伊藤さんが初めて合唱組曲「阿賀野川」を聴いたのはいつでしたか?

小学校の低学年の時に、親と「合唱組曲『阿賀野川』を歌いつぐ会」を観に行ったのが最初です。
そこでは私の姉や兄が歌っていました。
まだ歌の内容や意味はよく分からなかったけど、とても感動したのを覚えてます。
早く私も歌いたいと、その時思いました。


――やはりご兄弟がいらっしゃるとそれを見て育つんですね。
それから中学生になって、どうでしたか?


はい。三川中学校では授業で3年間みっちり「阿賀野川」を習って歌うんです。
でも3年生になった時、音楽の先生が代わって…。
やっぱりそれまでの先生との指導の仕方も違うし、実はちょっと戸惑いもありました。
今だから言えますね(笑)。
でも、最後の年だったし、3年間の集大成ということで、一生懸命頑張りました。


――思い入れの深い曲はありますか?

私は「悲歌」が思い出深いです。
「悲歌」は、「合唱組曲『阿賀野川』を歌いつぐ会」では3年生のみが歌う曲だったんです。
だから特別な想いがあったし、5曲の中でも歌詞の意味とか一番勉強しました。
そのおかげで、本番では特に感情を込めて歌うことができました。
懐かしいですね~。


――伊藤さんが思う地元三川、阿賀町の魅力ってどんなところですか?

三川は山に囲まれて自然がいっぱいだし、何よりおじいちゃんやおばあちゃんが元気!(笑)
そんな地元が私は好きです。
大人になって、将来三川を離れることがあるかもしれないけど、阿賀野川が悠々と流れるこの自然は守り続けていきたいですね~。
合唱組曲「阿賀野川」はこれからもずっと歌い継がれていけばいいなぁと思います。





伊藤 真由子
1992年生まれ
新潟県東蒲原郡阿賀町(旧三川村)出身
平成18年度三川中学校卒業生
パート:アルト
磐越自動車道阿賀野川サービスエリア売店の看板娘として活躍中