平成23年10月22日、阿賀町文化福祉会館にて「合唱組曲『阿賀野川』を歌いつぐ会」が開かれた。
記念すべき第20回目となる今年のスローガンは、「届けよう 希望の歌 ~20年分の思いとともに~」。
三川中学校の生徒達は、昭和42年三川村に甚大な被害をもたらした羽越水害の悲しみや復興への希望を、今年7月の新潟・福島豪雨と重ね合わせていた。
当日、会場入り口に設置された生徒達直筆によるメッセージボードから、その言葉の一部を紹介する。
「合唱組曲」阿賀野川は、今年で20周年を迎えました。
しかし、今年は3月の東日本大震災、7月の新潟・福島豪雨と、自然災害の多い年でした。
この災害でも、多くの人々が被害を受けました。
私たちは、歌を聴いてくださる方々に、感動していただけるように、全員で精一杯心を込めて歌います。
どうぞ最後までごゆっくりお聴きください。
(3年生男子生徒)
今年は「20周年」という節目の年です。
去年以上の歌声で感情をこめてお客様に感動していただけるように、がんばります。
聴いてくださるお客様へ♪
私は去年、歌詞の意味をあまり知らずに聴いていました。
けれど、今年「阿賀の里」「羽越大災害」「悲歌」を歌ってみて、歌詞の意味を知り、こんなにすごいことがあったんだ、と感心しました。
この事を私たちが歌い、お客様に感動していただけるよう、次の世代で受けつがれていくようにがんばりますので、ぜひ最後までお聴きください。
最高の阿賀野川にします。
(3年生女子生徒)